佐藤美希さんの“パワープレー”から考える。Jリーグに「チアリーダー」や「女子マネージャー」がいる効果

メディア寄稿実績

bjリーグの大阪エヴェッサには、応援をリードする存在としてチアリーダーが在籍している。彼女達を観る(撮る)ことを目的として、チケットを購入するファンが一定数いることを某セミナーでチーム関係者が語っていた。つまり、“きっかけ”としてのチアリーダー。露出を拡大させる意味で、試合会場で撮影したチアリーダーの写真を、ネット上でのアップロードすることを認めているという話を聞いた時には少し驚きでもあった。

我がガンバ大阪にもチアリーダーが存在するが、今シーズンから衣装がセクシーになったことが話題だ。ホームでの試合開催後は、SNSで彼女達の写真が多くアップロードされている。ピッチと観客席が近いスタジアムの設計もあって、接写となるチア側の心境は少し心配ではあるが、こちらも一定のプロモーション効果があるのだろう。その層を狙って「AKB商法」(観戦チケット3枚でチェキ撮影など)が導入される日も近いのかもしれない。

試合を盛り上げるガンバチアの皆さん

サッカー×アイドルの親和性

多くのJリーグサポーターがその効果を目の当たりにしていると思うが、現在Jリーグ女子マネージャーを務める佐藤美希さんがスタジアムに来場した際に開催される「撮影会」(サポーターが一緒に写真が撮れる)が大盛況となっている。スポーツ新聞をはじめとする男性系メディアでは、佐藤さんのグラビア撮影(写真)とセットでJリーグが告知されるというパワープレーも定期的に目にすることができる。

リーガを放送するWOWOWは武田玲奈さんをPRキャラクターとして起用しているし、サッカー雑誌「サッカーゲームキング」の表紙は毎号ユニホーム姿のアイドルである。各クラブが自前でアイドルユニットを組成する事例も増えてきた。きっと高い親和性があるのだろう。

Jリーグのプロモーションとしては王道ではないと思うが、興味の入口が多く準備されているのは素晴らしいことだ。こうしたアプローチの積み重ねの先にJリーグのさらなる発展があることを祈っている。

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1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き