最後に笑うのは藤ヶ谷陽介だ




PK合戦にドラマがあり過ぎて120分間の記憶が消えてしまった。1本も止めていないのにヒーローになってしまう藤ヶ谷の引きの強さ。誰が11人目のキッカーとして藤ヶ谷が決めて勝利する事を予想したか。試合終了直後、藤ヶ谷に集まるガンバイレブン。その光景からは紛れもなく今日のヒーローが誰なのかを現わしていた。

全く止められる気配のない名古屋のPKがネットを揺らすたびに強くなる絶望感と無力感。岩下のPK失敗後の満面の笑みに慄き、ジョンヤのちょけた喜び方に戸惑い、パトリックの予想通り過ぎる甘いコースへのシュートには平常心を保ちながら、井手口の堂々としたキックに驚愕し、藤ヶ谷のキックに歓喜した。

今日のPK合戦には藤ヶ谷のGK人生が凝縮されている。光と影。藤ヶ谷ほどその両方を味わったGKがJリーグの中に他にいるのか。今後も藤ヶ谷には困難が待ちうけているだろう。ただ、最後に笑うのは藤ヶ谷なのだ。ガンバサポーターはそれをこの試合で思い出した。藤ヶ谷ありがとう。やっぱり俺達の藤ヶ谷は最高だ。藤ヶ谷こそ週末のエンターテイメントに相応しい。




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一日中サッカーのことばかり考えているダメサラリーマン。東京在住の30代男性。衛星放送の会社に勤務しつつ、大学院でスポーツを勉強中。アウェイ遠征時は御朱印をもらってからスタジアムへ。炭水化物抜きダイエットを実施中。好きな食べ物はカレーライス。