雲外蒼天 -2014年シーズン優勝総括-

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これがJリーグを優勝するということだろうか。徳島に向かう往路の羽田空港では「こちらは何でしょうか?」と怪訝な顔で質問されたゲーフラが、復路の福岡空港では「優勝おめでとうございます」に変わった。

2005年と同じく「勝てば優勝」を信じて乗り込んだ徳島で、「引き分けで優勝」という結末が待っていたとは。試合終了間際、ピッチ上の選手達が攻撃をせずにパスを回し始めた時は何が起きているか分からなかった。結果オーライである。試合内容的には低調なものだった。プレッシャーもあったのだろう。後半の早い時間帯からパワープレーを始めたのは2012年にJ2降格が決まった最終節ジュビロ戦と同じ。平常心でプレーできないことは明らかだった。それでも優勝した。こんな決まり方はどこかガンバらしくもある。結果は結果。過程はどうあれ、優勝した価値は変わらない。

「雲外蒼天」

J2降格シーズンから掲げはじめたゲーフラに記載されてる四文字熟語である。このゲーフラも今日でお役御免だ。

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1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き