「5レーン理論」をマニアックだと笑う元サッカー部仲間 -SNSとリアルの狭間で-
SNS(Twitter)を眺める時間を減らしたい。 私がSNSを利用する最大の目的は「情報収集」だ。様々なニュースや、多様な意見をインプットすることで自分をアップデートし続けたい。 しかし、実態は違う。同じようなメディア…
SNS(Twitter)を眺める時間を減らしたい。 私がSNSを利用する最大の目的は「情報収集」だ。様々なニュースや、多様な意見をインプットすることで自分をアップデートし続けたい。 しかし、実態は違う。同じようなメディア…
MBSのドキュメンタリー番組『情熱大陸』。近年の放送では、明るいキャラクターの人物に密着する回ほど喪失の過去を描かれることが多い。解散、婚約解消……影を紹介することで光を際立たせる狙いもあると思うが、そうした過去が当人の…
『ハケンアニメ』を観た。吉岡里帆さん演じる新人アニメ監督が主人公のお仕事映画である。社内外の様々な困難にも負けず、信念を貫き、仲間のサポートも受けて、アニメを完成させる……王道ストーリーだからこそ、鑑賞者は自分と重ねやす…
今シーズン開幕前は橋本英郎選手、安田理大選手らガンバ大阪の黄金期を支えた選手達が新天地探しに苦労した。ネームバリューだけでは飯が食えない世界。ある時から年齢と自身の価値が反比例するサッカー界の特殊さ、残酷さをあらためて感…
レアンドロ・ペレイラ選手と昌子源選手が試合中に“仲間割れ”をした。 チームメイトの切り替えの遅さに対する昌子選手の苛立ちがきっかけとなったのは間違いない。ただ、昌子選手がどんな言葉を発したのか、ペレイラ選手はなぜあそこま…
Jリーグが「TikTok」と提携した狙いは、Z世代への魅力発信だと言われている。短尺で刺激が強い動画をきっかけにJリーグに興味をもった若者は、ガンバ大阪の試合(90分)にどのような感想を持つのだろう。正直に言って、心配で…
2021年10月末日、日本サッカー協会よりフットサル日本代表コーチングスタッフ・鈴木隆二の退任が発表された。同職に就任した2016年8月からの約5年間で、FIFAフットサルワールドカップ リトアニア2021でのラウンド1…
カシマスタジアムへ向かう高速バスの乗車地・JR東京駅。駅ナカにある「東京ラーメンストリート」の誘惑を振り切り、何も食べずにバスに乗り込んだのには理由がある。スタグルだ。 カシマスタジアムで発売される飲食物は日本一とも言わ…
「ここで活躍して、欧州5大リーグへステップアップして、日本代表に選出されて……」 2021年1月、セルビア・スーペルリーガ1部のOFKバチュアに移籍した宮崎崚平はそんな未来を想像していた。自信があったし、それだけの努力を…
全国高校サッカー選手権大会が閉幕した。優勝した青森山田高校をはじめ、選手達の技術的な高さが素晴らしかったのは勿論、印象的だったのはTV番組で見聞きしたコメント力だ。ピッチ内外のあらゆる事象に対し、18歳前後の選手があれだ…
試合前、サポーター仲間が言う。 「今日、宇佐美が決める気がする」 そして、当然の顔をしてこう続けるのだ。 「知らんけど」 スタジアムでは“根拠なき”会話が当然のように交わされている。決勝点を決めた選手がヒーローインタビュ…
先日、FLASHが報じて話題になった記事『『d払い』CMのマンボダンスに「嫌いになりそう」と苦情殺到』を読んだ際、特に違和感を覚えることはなかった。「あれだけの量が放送されれば、そういう人も出てくるだろうな」くらいに捉え…
プロサッカー選手・宮崎崚平。高校卒業後はジョイフル本田やいわきFCなどでプレーした後、ポーランド、アメリカ、マレーシアと、海外クラブでキャリアを重ねてきたストライカーだ。そして2021年、新たな戦いの地に選んだのはセルビ…
“応援”とは何か。 最近はその形が多様化しているので、「クラウドファンディングに参加すること」、「スポンサー企業の商品を購入すること」と、回答する方もいるだろう。 ただ、私にとっての応援は「スタジアムで声援を送る行為」の…
相手のことを「自分」と呼ぶ地域で育った影響もあるのだろうか。応援対象であったはずのそれは、いつからか自分自身を重ね合わせる存在へと変わっていた。ガンバ大阪が勝利するたびに、タイトルを獲得するたびに、まるで自分のライフステ…
非常事態宣言後の自粛期間中、自分にとって「Jリーグとは何か」を考えてみた。 スタジアムで感情を爆発させること サポーター仲間と居酒屋などでのコミュニケーションをとること アウェイ遠征で国内外の文化を知ること ここで挙げた…
2月23日(日)に日産スタジアムで横浜F・マリノス-ガンバ大阪戦を観戦してから約2か月が過ぎた。新型コロナウイルスの影響で試合がない日々に虚無感を感じつつも、サッカー関係者の皆様の創意工夫のおかげで、まったくサッカー(コ…
「サポーターになったきっかけ」を語る記事が流行っている。これまでに50本くらい読んだ気がする。なぜ人はこのテーマを書きたがるのか。かくいう私も、似たようなテーマの記事を数本書いている。 たとえ、また敗れようとも 社内報に…
土曜日の午後8時過ぎ。Bリーグ・秋田ノーザンハピネッツの試合観戦を終え、秋田駅に戻って驚いた。人がいないのだ。営業時間を終えている店が多く、駅前の雰囲気はまるで深夜。11月中旬の秋田は気温がとても低く、何かをやろうという…
後半50分、CKからコンサドーレ札幌が川崎フロンターレ相手に同点弾を決めた瞬間、第三者として一緒に試合を観戦していた隣の“ガンバ大阪サポーター”は立ち上がってガッツポーズをしていた。判官贔屓……なんて言葉を使うと失礼かも…
あるライターさんと夕食を食べている際に聞いた一言。 「Jクラブの会報誌に寄稿する時は“エモさ”を意識している」 曰く、1つのクラブを応援し続ける熱心なサポーターは戦術分析など論理的な記事よりも、人間ドラマなど感情的(エモ…
2019年シーズン、大卒でJリーグ入りした選手は約90名。約75名の高卒選手を上回っている(「平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会総評」より)。日本サッカー界で存在感を高めつつある大学サッカー。大学に進学す…
例えば、AKB48の「総選挙」。 推しのアイドルを少しでも上位に進出させるため、ファンが徒党を組んで支援活動を行う。身銭を切って、投票券が同梱されているCDを大量に買い、秋葉原の飲食店に投票を促すポスターを貼り、応援サイ…
大人になれば、自己なんて勝手に確立されると思っていた。 自分が何者であるかを説明できない。自身の評価を他者に委ね続けてきた人生のツケ。他者の眼差しから逃れられない生き方は大変だ。自己満足という選択肢は存在せず、他者からの…
フットボールチャンネルに小幡真一郎さんのインタビュー記事「ストイコビッチにイエローカードを出された審判 -小幡真一郎インタビュー-」を寄稿した。 ストイコビッチにイエローカードを出された審判 -小幡真一郎インタビュー-h…
「アウェイの洗礼」が好きだ。 敵地で待遇差別や嫌がらせを受けたい。できればペットボトルも投げられたい。そうした逆境への反発心から試合に挑む興奮度が高まる。相手の敵対心によって自分が日本人であり、ガンバサポーターであること…
ありがたいことにインタビュー記事を他媒体に寄稿させていただく機会が増えてきた。ブログ運営にマンネリを感じていた中で、「他媒体で書く」は今年度の目標としていたので嬉しい。今回の記事では、そうしたインタビュー記事を書きながら…
先日、サポーター仲間と飲んでいる時に聞かれた質問が今も頭に残っている。 「ブログをやっていて良かったなと思うことは何ですか?」 ガンバ大阪に関するブログを始めて12年。その間、アフィリエイトで儲けがある訳でもなく、人気が…
台本やナレーション、BGM等を排した「観察映画」の手法で注目される映画監督・想田和弘氏が新作映画でテーマとしたのが、米国のミシガン大学が所有する巨大アメリカンフットボールスタジアム。通称「ザ・ビッグハウス」。集客人数は1…
「スポーツ」は「disport」が語源とされている。「Dis=away(離れる)」「port(港=労働)」。つまり、スポーツは遊びなのだ。しかし、いつからかスポーツを遊びと捉えない考え方が主流になってきた。遊びでなくなる…