懐メロばかり聴かないで -ガンバ大阪2022シーズン前半戦総括-
最近、夜な夜なYouTubeで懐メロを聴くことにハマっている。発売当時は何も感じなかった歌詞が、今の自分には心に響く……それ癒しなのか、慰めなのかは分からないが、誰しも似たような経験があるはずだ。 私の場合は共感度……つ…
最近、夜な夜なYouTubeで懐メロを聴くことにハマっている。発売当時は何も感じなかった歌詞が、今の自分には心に響く……それ癒しなのか、慰めなのかは分からないが、誰しも似たような経験があるはずだ。 私の場合は共感度……つ…
先日報じられた「日本サッカー協会が電通と8年間とパートナーシップ契約」というニュース。ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり、サッカーの人気低迷が指摘される状況。そんな中でも長期契約が締結されることを純粋にすごいと思い…
ガンバ大阪の調子が上がらない。 9試合を終えて2勝4分3敗の勝ち点10。開幕プレビュー記事で言及した「カタノサッカー構築には時間がかかるのでは?」という懸念が現実のものになっており、チームは“パトポン”スタイルからの脱却…
ヤマハスタジアムに行くと、2012年のJ2降格が決まった試合のことを思い出す。あの日、試合後にピッチ上で演奏された「必死マン」(シクラメン)を聞いた時の虚無感は多分、一生忘れない。 あれから10年が経った。当時、真っ先に…
「何がしたいか分からない」 「勝った理由が分からない」 昨年、スタジアムから帰る道で何度この台詞をサポーター仲間から聞いただろうか。勝っても愚痴が出るあたり、ストレスが相当溜まっていたのかもしれない。評価する側の勉強不足…
まずはこちらをお聴きください。 中島みゆきの名曲「時代」。以下、Aメロ歌詞の転載。 そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ ガンバ大阪創立30年間を記念して発売された…
ガンバ大阪の社員さんにインタビューさせていただいた記事「4973人の『GAMBA EXPO』がつなぐ未来。ガンバ大阪、30年目のリスタート」を先日公開した。書き手の立場から記事内容を要約すると、ポイントは「コロナ禍でも『…
5月末に発表された「クラブ個別経営情報」によれば、ガンバ大阪の2020年度営業収益は44億9100万円。内、スポンサー収入は18億9800万円。スポンサー収入に限れば前年度比+3,500万円で、営業収益における4割強を占…
ガンバ大阪が宮本恒靖監督との契約を解除した件を報じるメディアの論調は概ね同じである。ポイントは2つ。 1点目は「得点力不足」。小野忠史社長も会見で言及しており、契約解除の最大の理由だとされる。長谷川健太監督退任時にも契約…
新型コロナウイルス感染症のPCR検査で、選手・スタッフが陽性判定を受けたことによる活動休止が続くガンバ大阪。本件に対するサポーターのSNS上の反応は両極端なものだった。 「すでに試合日の交通チケットもホテルも予約している…
記念すべきガンバ大阪創立30周年シーズンが開幕した矢先、コロナ感染による試合中止(延期)が決定。ガンバ大阪は2年連続ホーム開幕戦が直前に延期になっており、厳しい状況が依然として続いている。しかし、下を向いていても何も始ま…
綾波レイが笑顔を見せたのは、碇シンジに「笑えばいいと思うよ」と言葉をかけられたからであるように、人の行動は他者(社会)からの期待を動機とすることが多い。例えば、満員電車は「他人に無関心」という社会からの期待(暗黙の了解)…
新型コロナウイルスの影響を大きく受けた2020年のJリーグもなんとか終了。ガンバ大阪はリーグ2位と健闘し、久しぶりのACL出場権を獲得。異国での応援を通じ、サポーター仲間を増やしてきた身としては、来年は安心して海外アウェ…
今年も年末に差し掛かり、同窓会の季節がきた。馬鹿な思い出話に花を咲かしていた時は過ぎ、大学卒業から10年以上経つと話題は限られてくる。多くの参加者にとって共通の話題は「仕事」だ。大人の近況報告とは業務報告なのかもしれない…
ヤットと共に歩めない未来が迫ってきていることは分かっていた。皆、薄々気が付いていながら、その現実を直視していなかっただけだ。ただ、正式発表が出た今も感じるリアリティは薄い。仕方ない。2001年のガンバ加入から約20年間、…
私が知る限り、ここ数年で最も現地(スタジアム)での応援を行ってきたガンバ大阪サポーターの1人である。国内外問わず、ガンバの試合が開催される場所には必ず彼の姿があった。デューク大阪。サポーターグループ「G-MEZZO」リー…
昨シーズンに引き続き、ガンバサポーターが自らの作品からシーズンを振り返る企画の第2弾。サポーターにSNS上での情報発信を促す「ガンバ写真部」の発足など、サポーターによる情報発信の重要度は増すばかり。クラブもサポーターとの…
予想通りマッチデープログラムの表紙には田中達也選手が印刷されていた。どのクラブでも実施される賑やかしの常套手段である。そうした“煽り”が効いたのか、大分トリニータのスタメン紹介時に田中選手の名前がコールされると、ガンバ大…
「進撃の巨人」にこんなエピソードが出てくる。 他国との交流が始まったことにより貿易が開始。輸入されたワインは評判を呼び、巷で大流行するのだが、それは相手国の罠だった。そのワインには巨人になってしまう薬が混入されていたので…
この日、スタジアムは2つの感情を持っていた。1つは「ガンバを勝たせたい」。もう1つは「ウィジョにゴールを決めさせたい」。「ガンバに勝って欲しい。できればウィジョのゴールで」。これがサポーターに共通する想いだった。 0-0…
「過剰戦力(戦力過剰)」という言葉。よく使われている印象がある。それは最近のガンバ大阪に対しても。ただ、よく考えると不思議だ。18節終了時点で14位のクラブ戦力が過剰であるはずがないのだから。戦力不足だから弱い。そう考え…
1-0で迎えた後半アディショナルタイム。自陣でのクリアの流れから疲労を感じさせないスプリントでカウンターを仕掛ける福田湧矢選手。状況は数的優位の3対2。パスを出せば決定機だった。しかし、彼の選択はシュート。キム・ジンヒョ…
「湘南ベルマーレのDVD」が売れているらしい。見所はロッカールームで起きた選手同士の激しい口論や監督の激昂シーン。緊張感溢れるあの映像にサポーターは何を感じたのだろう。 私は羨ましい、と思った。己は他者という鏡でしか確認…
清水エスパルス戦を見ている途中、「社会のあらゆるものは行ったり来たりするんですよ」という大学院の指導教授の言葉を思い出した。4-2という結果、試合終了間際の失点に「ガンバらしいな……」と懐かしさを覚えたサポーターもいたは…
先日参加した講演会で、フットサル日本代表監督のブルーノ・ガルシア氏はパフォーマンスの定義を「タレント×モチベーション」と語っていた。特に「モチベーション」を重要視しており、タレントの差はモチベーションでカバーできると強調…
今シーズン、ガンバ大阪が新たに始めた「#ガンバ写真部」は個人的に大きなニュースでした。 “12番目の選手”と言われながら、サポーターは長年「お客さん」でした。私はそれに物足りなさを感じています。Jリーグ(クラブ)の発展を…
これまでガンバ大阪のヒーローはどこか隙があった。ピッチでの輝きと良い意味でのギャップが存在した。ヤット(遠藤保仁選手)はハーフタイム中のシャワーや運転の遅さに代表される極端な「マイペース」な一面を持ち合わせているし、今ち…
宮本恒靖監督は就任直後から“願掛け”を重視している。話題になったのは「ポストにお礼を伝える」行為であるが、論理的な印象が強い人物であったので意外な印象も受けた。 こうした言動は他の監督にも見られ、オリベイラ監督は敗戦の理…
「今が正念場!こんな時だからこそスタジアムに行かなければ!選手達の勇気になりたい!」 “日曜ナイター”“九州アウェイ”もなんのその。逆境に燃えてこそのサポーター。意気揚々と仙台・鳥栖と2週連続のアウェイ遠征を敢行した。し…
私は誰かの人生にとってのアデミウソンになりたい。同時に自分の人生に宮本恒靖監督(救世主)が現れて欲しい。スタジアムに行くたびに思う。サッカーは人生の縮図だと。ゴールに涙したのはいつ以来だろう。優勝にも匹敵するような興奮が…