ドリカムの吉田美和さんは「何も聞かずに、つきあってくれたこと」に対して、パンサーの尾形さんはギャグとして、大熊清さんは坂田大輔選手の献身に……人間は一人では生きられない。支えてくれた人に対して、感謝を伝えあうのは、とても大切なことだ。
ポジティブな雰囲気を生み出すスタジアムへ
サッカー観戦で、好きなシーンがいくつかある。その中の1つが「(リードしている時の)選手交代」だ。観客席から戦った選手を称える拍手送られる、あの数十秒間はとてもエモい。サポーターとして、一番感情を込めた行為をする時間でもある。退団する選手、引退する選手……ピッチに別れを告げる、この時間に生まれたドラマは数知れない。
今節の開幕戦、高卒1年目でスタメンデビューを果たした福田湧矢選手が、交代する際に起きた拍手も非常に良かった。本人は「周りの選手たちに声をかけてもらったことで緊張から解放された」旨を試合後に語っていたが、観客席からの拍手はどう受け止めただろうか。私も高卒スタメンという偉業への祝福と、献身的なプレーへの感謝を込めて、大きな拍手を彼に送った。
新生ガンバがスタートした2018年シーズン。クルピ監督になり、若手選手も多く起用されそうだからこそ、良いプレーに対しては積極的に感謝を伝えることを、サポーターとしての今季のテーマにしようと思っている。攻撃的で、魅力的なサッカーの復活に向けて、ここ数年は殺伐としていたスタジアムの雰囲気が変わることを期待したい。
ブーイングで終わった2017年シーズン。勝てなければ何も得られないシーズンは、もう繰り返したくない。少し余裕を持って、長い目で、クラブを応援していこうと思っている。
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