先生は言った。
サンキュー。皆、伝えてきた。
吉田美和(ドリカム)は何も聞かずにつきあってくれたことに対して。
パンサー尾形はギャグとして。
そして、大熊清は坂田大輔の献身に。
人は1人では生きられない。支えてくれた仲間とサンキューを伝えあうことで成長してきた。
ポジティブスタジアムへ
交代時、ピッチを去る選手に対して観客席から自然発生する拍手が好きだ。貢献への感謝を伝えるため、チャントを歌う時以上に想いを込めて手を叩く。選手とサポーターの想いが交錯するこの瞬間に生まれたドラマは数知れない。
高卒新人でスタメンデビューを果たした福田湧矢は周りの選手に声をかけてもらったことで緊張から解放されたとコメントを残しているが、途中交代時に起きたサポーターからの拍手には何か感じただろうか。私は拍手をしながら呟いた。「サンキュー福田!サンキューな!」
新生ガンバ。サポーターも横断幕やゲーフラが解禁されてリスタート。「応援のあり方のプロジェクトチーム」がどのような方針を持っているのかは知る由もないが、若い選手も多く起用されそうな2018シーズンにおいては良いプレーに対して積極的に感謝するスタンスを個人的には取り入れたい。楽しいサッカー復活へむけて殺伐としがちなスタジアムの空気感が変わることがその手助けになると思っている。
ブーイングで終わった2017シーズンは誰が何を得たのだろう。勝てなければ何も得られないようなシーズンはもうウンザリだ。常に勝利を求めてプレッシャーをかけるアプローチは少なくとも今シーズンのガンバには似合わない。

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