第三者目線の価値 -サッカー界のフェイクニュースを入口として-
先日、FLASHが報じて話題になった『『d払い』CMのマンボダンスに「嫌いになりそう」と苦情殺到』という記事を読んだ際、特に違和感を覚えることはなかった。「あれだけの量が放送されれば、そういう人も出てくるだろうな」くらい…
先日、FLASHが報じて話題になった『『d払い』CMのマンボダンスに「嫌いになりそう」と苦情殺到』という記事を読んだ際、特に違和感を覚えることはなかった。「あれだけの量が放送されれば、そういう人も出てくるだろうな」くらい…
綾波レイが碇シンジに笑顔を見せたのは「笑えばいいと思うよ」と言葉をかけられたからであるように、人の行動は他者や社会からの期待に由来することが多い。常識から外れることを無意識に避けていると言ってもいいかもしれない。身近な例…
ガンバ大阪ジュニアユース所属の多田吾郎選手が「再生不良性貧血」発症し、骨髄移植が必要になったことを受けてガンバ大阪が実施している「骨髄バンク 啓発活動」。2020年は「コロナ」のインパクトが強く、本件に関してサポーターと…
新型コロナウイルスの影響で例年とは違うレギュレーションで運営された2020年のJリーグもなんとか終了。我らがガンバ大阪はリーグ戦2位と健闘し、久しぶりのACL出場権を獲得。異国での応援を通じてサポーター仲間を増やしてきた…
皆さんはサポーターにとって「応援」という言葉をどのように定義しているだろうか。最近は応援の形が多様化しているので、クラウドファンディングに参加する、スポンサー企業の商品を購入するといった選択肢もあるだろう。 ただ、私にと…
ヤットと共に歩めない未来が近くにあることは分かっていた。皆、薄々気が付いていながらその現実を直視していなかっただけだ。ただ、正式発表が出た今も感じるリアリティは薄い。仕方ない。2001年のガンバ加入から約20年間、ゴール…
相手のことを「自分」と呼ぶ地域で育った影響もあるのだろうか。応援対象であったはずのそれは、いつからか自分自身と重ね合わせる存在へと変わっていった。それが1つ勝つごとに、タイトルを1つ獲得するごとに、まるで自分のライフステ…
非常事態宣言後の自粛期間中、自分にとってJリーグとは何なのかを考えてみた。 スタジアムで感情を爆発させること サポーター仲間と居酒屋などでのコミュニケーション アウェイ遠征で国内外の文化を知ること ぱっと思いついた3つの…
2月23日(日)に日産スタジアムで横浜マリノス-ガンバ大阪戦を観戦してから2か月が過ぎた。1人のサポーターとして生活に多少の虚無感は感じつつも、クラブや選手、メディアによる創意工夫のおかげで完全なるサッカー0生活にはなら…
「サポーターになったきっかけ」を語るアウトプットが人気になって久しい。もはやサポーターブログ界において定番ジャンルと言っていい。なぜこれが流行るのか。それは多くのサポーターにとってもう手に入らない感情だからではないだろう…
私が知る限り、ここ数年で最もスタジアムでの応援を重ねてきたガンバサポーターの1人である。国内外問わずガンバの試合が開催される場所には必ず彼の姿があった。デューク大阪。サポーターグループ「G-MEZZO」リーダー。喜怒哀楽…
昨シーズンに引き続きガンバサポーターが自らのアウトプットを振り返る企画の第2弾。サポーターにSNS上での情報発信を促す「#ガンバ写真部」が今シーズンからMDPに採用されることが発表されるなど、サポーターによる情報発信の重…
予想通りマッチデープログラムの表紙には田中達也選手が印刷されていた。どのクラブでも実施される煽りの常套手段である。そして、結果は一部関係者が期待した通りのものとなった。大分トリニータのスタメン紹介時にはガンバサポーターか…
後半50分、CKから札幌の同点弾が決まった時、隣に座っていたガンバサポーター仲間は立ち上がってガッツポーズをしていた。判官贔屓……なんて言葉を使うとコンサドーレ札幌に失礼かもしれないが、札幌に感情移入する気持ちは理解でき…
先日、あるサッカーライターさんとご飯を食べている際に聞いた一言。 「Jクラブの会報誌に寄稿する時は“エモさ”を意識していますね」 曰く、1つのクラブを応援し続ける熱心なサポーターは戦術分析など論理的な記事よりも、人間ドラ…
「湘南ベルマーレのDVD」が売れているらしい。見所はロッカールームで起きた選手同士の激しい口論や監督の激昂シーン。緊張感溢れるあの映像にサポーターは何を見たのだろう。 私は羨ましい、と思った。他者という鏡を通じてしか己を…
サッカーを考えることに疲れた時、たまに読み返したくなる一冊。全編カラーのフォトエッセイ。ただ、筆者曰く「こんなサッカーの本はなかったね」と言われるものを目指したと記載があるように、ページ毎にフォントサイズや文字のレイアウ…
WEBサイトについて考えたくなって再読した一冊。情報過多の時代でどうすれば伝えたい情報を伝えたい相手に届けることができるのか。これは私のようなブロガーだけではなく、企業の広報担当だけでもなく、もはや誰しもが抱える課題だろ…
例えば、AKB48の「総選挙」。 推しのアイドルを少しでも上位に進出させるためにファンが徒党を組んで支援活動を行う。身銭を切って投票券が同梱されているCDを沢山買い、秋葉原の飲食店に投票を促すポスターを貼り、応援サイトを…
大人になれば自己なんて勝手に確立されると思っていた。 自分が何者であるかを説明できない。自身の評価を他者に委ね続けてきた人生のツケ。他人の意見から逃れられない生き方は大変だ。自己満足という選択肢は存在せず、承認を求め続け…