【信州ダービー観戦記】多様性の時代に必要な一体感 -サンプロ アルウィンの熱源を探して-
「歴史的な因縁」 この穏やかではないフレーズを試合前に何度見聞きしたことか。 “信州ダービー” 長野県を舞台に『松本山雅FC』(松本市)と『長野パルセイロ』(長野市)が対戦する一戦は、Jリーグに数あるダービーの中で最も盛…
「歴史的な因縁」 この穏やかではないフレーズを試合前に何度見聞きしたことか。 “信州ダービー” 長野県を舞台に『松本山雅FC』(松本市)と『長野パルセイロ』(長野市)が対戦する一戦は、Jリーグに数あるダービーの中で最も盛…
今シーズン開幕前は橋本英郎選手、安田理大選手らガンバ大阪の黄金期を支えた選手達が新天地探しに苦労した。ネームバリューだけでは飯が食えない世界。ある時から年齢と自身の価値が反比例するサッカー界の特殊さ、残酷さをあらためて感…
2月23日(日)に日産スタジアムで横浜F・マリノス-ガンバ大阪戦を観戦してから約2か月が過ぎた。新型コロナウイルスの影響で試合がない日々に虚無感を感じつつも、サッカー関係者の皆様の創意工夫のおかげで、まったくサッカー(コ…
予想通りマッチデープログラムの表紙には田中達也選手が印刷されていた。古巣相手の選手を活用したプロモーションは、どのクラブでも実施される賑やかしの常套手段である。そうした“煽り”が効いたのか、大分トリニータのスタメン紹介時…
後半50分、CKからコンサドーレ札幌が川崎フロンターレ相手に同点弾を決めた瞬間、第三者として一緒に試合を観戦していた隣の“ガンバ大阪サポーター”は立ち上がってガッツポーズをしていた。判官贔屓……なんて言葉を使うと失礼かも…
あるライターさんと夕食を食べている際に聞いた一言。 「Jクラブの会報誌に寄稿する時は“エモさ”を意識している」 曰く、1つのクラブを応援し続ける熱心なサポーターは、戦術分析など論理的な記事よりも、人間ドラマなど感情的(エ…
2019年シーズン、大卒でJリーグ入りした選手は約90名。約75名の高卒選手を上回っている(「平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会総評」より)。日本サッカー界で存在感を高めつつある大学サッカー。大学に進学す…
「争うは本意ならねど」など、サッカー界を対象とした重厚な書籍を発表し続けている木村元彦さん著の一冊。 世間で語られる元大分トリニータ社長・溝畑宏氏のイメージとは違う、意外な一面を知ることができる。多くのサッカーファンにと…
今シーズンよりクルピ新体制となったガンバ大阪だが、新しくなったのは監督だけではない。時を同じくしてサポーターの応援をリードする「コールリーダー」も新任された。この決定の経緯や内情に詳しいわけではないが、サポーター仲間の話…
“原体験” 今回、ヨーロッパ遠征を行った目的である。「私のアナザースカイは……ドルトムントです!」と元気良くカメラの前で宣言したい。数年後、“戻って来た”ドルトムントで「懐かしいな。当時は一人旅だったんです。今、こうして…
Jリーグは今年25周年。長く見続けていれば、チームにはサイクルがあることを理解できる。ガンバが序盤戦で苦しむのは、対戦相手を考えても想定内。決して卑屈になっている訳でも、勝利を望んでいない訳でもなく、冷静に敗戦を“まだ”…
スタジアムが表情を変えた。観客によって「命が吹き込まれた」と表現した方が適切かもしれない。前日に訪れたスタジアムツアーで「老朽化が進んでるな……」くらいの印象しかなかった場所が、試合日には聖地と化した。 欧州チャンピオン…