「アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち」(鈴木忠平)
北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」建設の裏側を書いた一冊。同スタジアムの公式戦こけら落とし前日に発売。書き手は『嫌われた監督』のヒットが記憶に新しい鈴木忠平さん。卓越した登場人物の…
北海道日本ハムファイターズの新本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」建設の裏側を書いた一冊。同スタジアムの公式戦こけら落とし前日に発売。書き手は『嫌われた監督』のヒットが記憶に新しい鈴木忠平さん。卓越した登場人物の…
横浜DeNAベイスターズの社員一人ひとりにフォーカスをあて、担当した施策を紹介する形で組織改革の裏側を紐解いた「ベイスターズ再建録」。今シーズンオフに読んだこの本は、スポーツビジネスの現場をリアリティをもって知ることがで…
私が応援するガンバ大阪は、2022年から新クラブコンセプトを掲げ、ビジネス面での強化に着手している。新しいエンブレム、新しいマスコット、新しいイベント、新しいグッズ……それらを評価する声もある一方で、競技面での成績低迷も…
『ハケンアニメ』を観た。吉岡里帆さん演じる新人アニメ監督が主人公のお仕事映画である。社内外の様々な困難にも負けず、信念を貫き、仲間のサポートも受けて、アニメを完成させる……王道ストーリーだからこそ、鑑賞者は自分と重ねやす…
先日報じられた「日本サッカー協会が電通と8年間とパートナーシップ契約」というニュース。ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり、サッカーの人気低迷が指摘される状況。そんな中でも長期契約が締結されることを純粋にすごいと思い…
ガンバ大阪の調子が上がらない。 9試合を終えて、2勝4分3敗の勝ち点10。開幕プレビュー記事で言及した「カタノサッカー構築には時間がかかるのでは?」という懸念が現実のものになっており、チームは“パトポン”スタイルからの脱…
2021年10月末日、日本サッカー協会よりフットサル日本代表コーチングスタッフ・鈴木隆二の退任が発表された。同職に就任した2016年8月からの約5年間で、FIFAフットサルワールドカップ リトアニア2021でのラウンド1…
カシマスタジアムへ向かう高速バスの乗車地・JR東京駅。駅ナカにある「東京ラーメンストリート」の誘惑を振り切り、何も食べずにバスに乗り込んだのには理由がある。スタグルだ。 カシマスタジアムで発売される飲食物は日本一とも言わ…
「何がしたいか分からない」 「勝った理由が分からない」 昨年、スタジアムから帰る道で何度この台詞をサポーター仲間から聞いただろうか。勝っても愚痴が出るあたり、ストレスが相当溜まっていたのかもしれない。評価する側の勉強不足…
全国高校サッカー選手権大会が閉幕した。優勝した青森山田高校をはじめ、選手達の技術的な高さが素晴らしかったのは勿論、印象的だったのはTV番組で見聞きしたコメント力だ。ピッチ内外のあらゆる事象に対し、18歳前後の選手があれだ…
多数の選手・スタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことによる活動休止が続くガンバ大阪。本件に対するサポーターのSNS上の反応は両極端なものだった。 「すでに試合日の交通チケットもホテルも予約しているのにどう…
記念すべきガンバ大阪創立30周年シーズンが開幕した矢先、コロナ感染による試合中止(延期)が決定。ガンバ大阪は2年連続ホーム開幕戦が直前に延期になっており、厳しい状況が依然として続いている。しかし、下を向いていても何も始ま…
2月23日(日)に日産スタジアムで横浜F・マリノス-ガンバ大阪戦を観戦してから約2か月が過ぎた。新型コロナウイルスの影響で試合がない日々に虚無感を感じつつも、サッカー関係者の皆様の創意工夫のおかげで、まったくサッカー(コ…
土曜日の午後8時過ぎ。Bリーグ・秋田ノーザンハピネッツの試合観戦を終え、秋田駅に戻って驚いた。人がいないのだ。営業時間を終えている店が多く、駅前の雰囲気はまるで深夜。11月中旬の秋田は気温がとても低く、何かをやろうという…
あるライターさんと夕食を食べている際に聞いた一言。 「Jクラブの会報誌に寄稿する時は“エモさ”を意識している」 曰く、1つのクラブを応援し続ける熱心なサポーターは戦術分析など論理的な記事よりも、人間ドラマなど感情的(エモ…
「争うは本意ならねど」など、サッカー界を対象とした、重厚な書籍を発表し続けている木村元彦さん著の一冊。 世間で語られる元大分トリニータ社長・溝畑宏氏のイメージとは違う、意外な一面を知ることができる。多くのサッカーファンに…
WEBサイトについて考えたくなって再読した一冊。情報過多の時代でどうすれば伝えたい情報を伝えたい相手に届けることができるのか。これは私のようなブロガーだけではなく、企業の広報担当だけでもなく、もはや誰しもが抱える課題だろ…
例えば、AKB48の「総選挙」。 推しのアイドルを少しでも上位に進出させるため、ファンが徒党を組んで支援活動を行う。身銭を切って、投票券が同梱されているCDを大量に買い、秋葉原の飲食店に投票を促すポスターを貼り、応援サイ…
昨年秋、社会人向け大学院の同級生とeスポーツチームを立ち上げ、まがりになりもスポーツチームのマネジメントを体験させてもらっている。チームを存続させるための商品、営業、広報、人事、運営……対応すべき課題は山積。チーム立ち上…
今シーズン、ガンバ大阪が新たに始めた「#ガンバ写真部」は個人的に大きなニュースでした。 “12番目の選手”と言われながら、サポーターは長年「お客さん」でした。私はそれに物足りなさを感じています。Jリーグ(クラブ)の発展を…
ありがたいことにインタビュー記事を他媒体に寄稿させていただく機会が増えてきた。ブログ運営にマンネリを感じていた中で、「他媒体で書く」は今年度の目標としていたので嬉しい。今回の記事では、そうしたインタビュー記事を書きながら…
台本やナレーション、BGM等を排した「観察映画」の手法で注目される映画監督・想田和弘氏が新作映画でテーマとしたのが、米国のミシガン大学が所有する巨大アメリカンフットボールスタジアム。通称「ザ・ビッグハウス」。集客人数は1…
「パナソニックスタジアム吹田」では定期的にスタジアムツアーが開催されており、普段は入れないエリアをガイド付きで見学することができる。同スタジアムは試合観戦以外に会議やパーティーなど、様々な用途で利用可能。サッカーに興味が…
プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」を初めて生観戦した。試合会場は千葉県船橋市、千葉ジェッツのホームタウンである。Bリーグの中でも屈指の観客動員数を誇る人気チームと聞いていたので、アリーナの雰囲気を…
スポーツビジネス界のトップランナー9人が自身のスポーツビジネスにおけるキャリアや仕事論を語る一冊。クラブ経営、放送権ビジネス、スポーツデータリサーチ……多様な仕事論が詰まっている。面白かったのはスポーツファシリティ研究所…
平昌五輪の開幕を機に、五輪について理解を深めたいと思った購入した一冊。 13年もかかったという長野五輪の開催に至る道筋を、そもそもの発端から解き明かし、大イベントに振り回される地方自治体と地域住民の笑えない実体をつぶさに…
「Bリーグ集客ナンバー1クラブの秘密」というサブタイトルに惹かれて購入した一冊。Bリーグの人気チーム「千葉ジェッツ」経営方法が紹介されている。どのスポーツも集客に苦労する中で一体何が成功要因だったのか。 書籍概要 書籍名…
Jリーグ特任理事などを務める池田純氏が、横浜DeNAベイスターズ社長時代を振り返った一冊。「横浜スタジアムのTOB」をはじめとする、当時話題になった経営手法の裏側が解説されている。 書籍概要 書籍名:スポーツビジネスの教…
10年前、大阪から上京した際に家を借りるエリアの候補は2つあった。 1つは埼玉県川口市。家賃が安く、“ほぼ東京”という立地は、通勤の利便性で魅力的だった。ただ、「埼玉県=浦和レッズ」という印象が強く、ガンバサポーターとし…
不甲斐ないチームに対するサポーターの態度として、怒っている状態はまだ良かったのだと痛感している。人は“諦める”んだな、と。試合途中で帰宅するサポーターの数に驚いている。ロスタイムに劇的展開が連続して起きた「万博劇場」時代…