大学サッカーを観戦した。母校である関西学院大学が関西大学と戦う、通称「関関戦」だ。関西の大学サッカー界における「ダービー」である(知らんけど)。絶対に負けられない戦いが、そこにはありそうだったので、試合会場である西京極に向かった。
「楽しい」が生む一体感
ガンバ大阪の試合以外で、どちらかのチームに肩入れできるサッカー観戦は新鮮で楽しかった。興奮し過ぎて、ハーフタイムに関学サッカー部タオマフを買おうか迷ったくらいだ。ユニホームの色が青なのも素晴らしい。関学にはガンバユース出身の選手もいるではないか。頑張れ!関学!校歌「空の翼」も大熱唱した。隣にいたOBらしきオジサンも、選手の友人グループも、全員が関学ファミリーだ。一致団結して関大を倒そうじゃないか。
フィジカル面に強みがある関学。しっかりボールをつなぐ関大。お互いに特徴がハッキリしていて面白い。結果は関学の大勝利。試合内容や結果にも満足しつつ、印象に残っているのはスタンドで応援していた学生たち。とにかく楽しそうなのだ。一人ひとりが場を盛り上げようとしているのが伝わってくる。楽しいは正義。楽しさがスタジアムの一体感を生む。
Jリーグのゴール裏には緊張感も存在する。戦う。それが美徳とされている訳だが、サポーターの蛸壷化に拍車をかけている原因でもある。個人的には嫌いな雰囲気ではないのだが、大学サッカーの応援を観ながら、違う応援の在り方もあることを教えてもらった気がした。多様性を認めることで、逆に一体感につながる可能性があるのかもしれない、と。
コメントを残す