先日、勤め先の広報部から「社内報に君のサッカー観戦ライフを書いてくれ」というオファーが届きました。「全社的に自分のサッカー好きをアピールできればサッカー休暇(有給休暇)が取りやすくなるかも」なんて下心と共に快諾。執筆活動に励みました。

その社内報に載せた文章を社名がバレない程度に加筆修正して全文公開します。「この文章をきっかけにサッカーに興味を持ち始めてくれる人が出たらいいな」という気持ちで文章を書き進めました。

以下、社内報本文。

スカパー!のJリーグ中継に映り込む自分の姿を直視できない。

「こんなオーバーリアクションで喜ぶ人間が存在するの!?」

「この人は友人か誰か死んだの?」

TVに映る自分の姿に頭を抱えます。TVに映る自分は自分の知っている自分じゃない。もう彼にモザイクをかけてください。いい大人が自作の旗振って飛び跳ねている映像とか放送事故だ・・・。月曜日の朝は反省会。自分と向き合う時間。社内の先輩方から「(中継に)映ってたね~」のお言葉。お恥ずかしい限りでございます。

……と、ここまで自己批判を続けてきましたが、我を失えるほどの趣味をもっている事に対して幸せを感じている事も事実。いや、自分の中ではもはや趣味というレベルではない・・・人生。そうです。football is life!もう何の話を書いているかお察して頂けていると思いますが、今回のテーマは「サッカー観戦」。私は大阪府出身という事もあり地元クラブの「ガンバ大阪」を応援し続けています。そんな「ガンバサポーター」としての生活の一部をご紹介する事で少しでもJリーグ・ガンバ大阪に興味を持って頂ければ幸いです。

「ホームはスタジアムで、アウェイもスタジアムで!?

「ホームはスタジアムで、アウェイはスカパー!で」はスカパー!Jリーグ中継のスローガンですが、ホームもアウェイもスタジアムで観るのが私のスタイル。北は北海道、南は鳥栖まで全国を遠征しており、ホーム(大阪)の試合に関しても長年シーズンチケットを所持し続けております。そして、1年間のJリーグ応援遠征で貯まったマイルでシーズンオフには宮崎県にキャンプを観に行くのが年間のサイクル。そんな感じで毎月のように全国の名産物を食べる生活を何年も続けているのでこんな体型になってしまったのかもしれません。

福岡名物のラーメン

応援遠征は国内だけに留まりません。「アジアチャンピオンズリーグ(ACL)」というアジア各国リーグの上位クラブだけが出場できるアジアNo.1を決める大会に5年連続で出場しており、韓国や中国といった東アジアにも遠征します。外国に応援に行くと本当の意味での「アウェイ」を体験する事になります。中国、韓国は反日感情が強い国ですし、特にスタジアムではナショナリズムを煽られる雰囲気があるので身の危険を感じながらの応援となります。

中国の済南で行われた山東魯能との試合では我々ガンバサポーターが陣取るエリアを公安警察に囲まれながらの応援になりました。また、試合後も危険だからという理由で全員裏口から移動し、バスに乗ってスタジアムを出たのですが、そのバスに向かって石を投げてくる山東魯能サポーターが!車内では国内アウェイではありえない危険な経験に恐がるのではなく、逆にテンションが上がってしまったガンバサポーターが多くいた事も印象的であります。良いか悪いかはともかく、これもサッカーの一部である事は事実で、我々サポーターはそうしたスタジアム外での出来事も含めて楽しんでいます。

ACL遠征で訪れた韓国・浦項のスタジアム

情報を発信し続ける理由

現在のようなJリーグ漬けの日々がスタートしたのは大学生の頃から。Jリーグ開幕期からスタジアムには時々遊びに行っていましたが、部活動としてのサッカーを高校で終え、土日に時間が出来た事とバイトを始め、多少の経済力が付いた事からガンバ大阪の試合を観にスタジアムに足を運ぶ頻度が増えました。

この頃から序々に「観戦」というよりも「応援」・・・・いや、「参戦」という感覚でスタジアムに通う日々のスタートです。仮に「ファン」と「サポーター」が別物であるとすれば、私は大学生の頃に「サポーター」になりました。「目の前の試合をただ観戦する人間」から「選手と一緒に戦う人間」・・・そうです、私も試合に関与する当事者になったのです。この頃からガンバ大阪の事を「うち」と一人称で呼び始め、遠藤選手を「ヤット」と呼び始め・・・・・ん?もしかして、ひきはじめてます?確かにこれくらいの時期から友人とガンバ大阪に対する気持ちにギャップを感じ始めるようになりました。私には想いを共有できる相手が必要でした。

そこでWEB上での情報発信を始めます。当時はmixi全盛時代でしたが、小さなコミュニティで完結するのではなく、少しでも多くの人と繋がりたい想いからオープンな「ブログ」というツールを選択しました。効果はすぐに出ました。1つの記事に対して数時間かける事があるほど我ながら熱意をもって書いた文章はアクセス数・コメント数共に記事を重ねる毎に少しずつ増え、ブログを通じて知り合ったガンバサポーターも数知れません。現在もブログは続けており、ブログと同じアカウント名で利用しているツイッタ―と連携させながらガンバサポーターの方々との交流を楽しんでいます。こうした「想いの共有」をする場を確保できた事がサポーターライフを楽しめ続けている最大の要因だと感じています。

ブログを書く事で想定外のメリットもありました。それはブログを通じてのアウトプットを続ける事でインプットの精度が高まった事です。数年前のブログの記事を読み返すと自分のJリーグを観る視点が細かくなっている事に気が付きます。書けば書くほどサッカーの新たな魅力を発見できました。書き続けるには「新しいネタ」を見つけるか、「着眼点」を変えるかしかなく、必然だったのでしょう。

大手メディアが報じるJリーグは特性上どれも「広く浅く」にならざるをえないのに対して、個々のサポーターブログの視点は「狭く深く」あります。私のJリーグに対する知識や考え方はこれまで読んできたサポーターブログによって形成されているといっても過言ではありません。着眼点に幅や深さが持てるようになればよりJリーグを楽しめるようになります。「想いを共有したい」という理由でスタートしたブログですが、現在は「新しいJリーグの魅力を発見する手助けになりたい」という想いも持ちつつ記事を更新する日々です。

「Jリーグ」の魅力

最後は私の考える「Jリーグの魅力」で締めます。多少繰り返しになる部分はありますが、「想いの共有」が最大の魅力だと考えます。何千人、何万人の想いがシンクロする瞬間ほどカタルシスを感じる瞬間が他にあるでしょうか。ゴールの瞬間に年齢、性別、社会的立場を超え、初対面の方々と抱き合えるスタジアムという場所は最高です。この想いの共有はサポーター同士だけに留まりません。元NHKアナウンサーの山本浩さんが残した名実況にこんな台詞があります。

「このピッチの上、円陣を組んで、今、散った日本代表は、私たちにとっては「彼ら」ではありません。これは、私たちそのものです」

この意識を持てた時、サッカー観戦はもはや「観戦」ではなくなります。第三者ではなく試合に挑む当事者として選手とも想いを共有できます。一緒に戦うからこそ得られる喜びがそこにはあります。

そして、この想いの共有者が多ければ多いほどクラブの力になり、得られる喜びも大きくなります。実際、Jリーグでも名勝負と呼ばれる試合は観客数が多い試合やサポーターの声がピッチに届きやすいサッカー専門スタジアムでの試合である事が多いです。

今回は私のブログではなく社内報ゆえにサッカーに全く興味のない人もこの文章を読まれているかと思います。そうした人達はきっとこの文章を読んで「コイツ痛いな」くらいの感想しか持たないでしょう。ただ、騙されたと思って一度お近くのスタジアムに足を運んで観て下さい。見るからに私みたいな人間で溢れていますから。私なんて可愛いものです。もっと想いの強い方々の姿に最初はちょっとひいちゃうかもしれません。応援する事を恥ずかしいと感じてしまうかもしれません。ただ、一生懸命プレーする選手とそれを応援するサポーターの姿を目の当たりにしたら少しずつウズウズしてくると思います。

「私は座って試合を観ているだけでいいのだろうか・・・・。私も彼らの力になりたい!」

ちょっとでもこんな感情が芽生えたら後はサポーター街道まっしぐら。きっと仕事中に「J’s GOAL」読んじゃうでしょう。応援するチームが勝った翌日のスポーツ新聞をラミネート加工しちゃうでしょう。スタジアムに行くために仮病だって使うかもしれない。どんなゲーフラ作りますか?そろそろ来シーズンのシーズンチケット発売日ですよ。

もうサッカー無しの生活には戻れません。スタジアムでお会いしましょう。

ゴール裏から一緒に応援しましょう




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ABOUTこの記事をかいた人

一日中サッカーのことばかり考えているダメサラリーマン。東京在住の30代男性。衛星放送の会社に勤務しつつ、大学院でスポーツを勉強中。アウェイ遠征時は御朱印をもらってからスタジアムへ。炭水化物抜きダイエットを実施中。好きな食べ物はカレーライス。