日大アメフト部の悪質タックル問題から考えるサッカー日本代表応援論

「スポーツ」は「disport」が語源とされている。「Dis=away(離れる)」「port(港=労働)」。つまり、スポーツは遊びなのだ。しかし、いつからかスポーツを遊びと捉えない考え方が主流になってきた。遊びでなくなると余裕がなくなる。

日大のアメフト問題。勝つためには手段を選ばない結果として起きてしまった「悪質タックル事件」。悪質タックルをした学生はこう発言している。

「アメフトが好きではなくなった」

連日報道されるニュースを観ながら他人事ではないなと思った。

「楽しみます」を受け入れられる日本サッカー界に

「ワールドカップは結果がすべて」

ここ数週間、メディアを通じて同様の趣旨の発言を何度も聞いている。これが「勝つためには何をしてもいい」という意味ではないことは分かる。ハメスロドリゲスが水を飲んでる隙にスライディングをする選手はいないだろうし、西野朗監督が選手に「やらなきゃ意味ないよ」とも言わない。

ただ、直接的ではないにせよ、勝利を求めて極端なプレッシャーをかけている点においては「悪質タックル事件」に通じる部分があるのではないかと感じている。同時にそうした世間のプレッシャーにさらされる選手達の精神面も心配になる。

試合前に「楽しみます」と話す選手が減ったが、楽しんでほしいと思う。4年前、ワールドカップを現地で過ごして一番感じたのは「ワールドカップはお祭りだ」ということ。とにかく楽しんだもの勝ちの雰囲気があった。

ワールドカップの価値は勝利以外にもたくさんある。そうしたものも評価されるようなワールドカップになることを密かに期待している。

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駄文系サポーターブログ管理人。“サポーター目線”がコンセプト。Jリーグやガンバ大阪に関する雑記、ラーメンを中心とした全国のグルメ紹介記事などを執筆。10年間の衛星放送会社勤務を経て、サッカーメディア編集者に転身。筑波大学大学院でスポーツ社会学を研究(修士号取得)。趣味は炭水化物抜きダイエット。好きな食べ物はカレーライスとラーメン。ツイッターID:@7additionaltime