日本全国はおろか、海外進出まで果たし、どこでも食べられるラーメンとなった「一蘭」。もはや福岡のご当地グルメとは言えない……と思いきや、「天神西通り店限定のメニューがある」との情報をゲット。さらに、人気観光地である糸島市には「一蘭の森」なる生産工場(兼 博物館)も存在するのだとか。ラーメンを食べて、見て、学べる。豚骨ラーメンの聖地だからこその楽しみを求めて福岡に飛んだ。
お店紹介
店名:一蘭 天神西通り店
住所:福岡県福岡市中央区大名2-1-57
営業時間:10:00-翌7:00
HPはこちら
福岡の繁華街・天神駅から徒歩数分。チェーン店らしく、主要な通りの突き当りという分かりやすい場所にある。どの時間帯に行っても、外国人観光客を中心とした行列がある人気ぶり。しかし、“味集中カウンター”のおかげで回転は早い。メニューの英語表記の他、お土産も充実。完全に観光地である。
食べるべき一品:「窯だれとんこつラーメン」(890円)
同店舗限定のラーメン。陶器でできた重箱が高級感を感じさせる。「窯だれ」とは焼豚を煮込んだ煮汁で、これをスープに使用している点がオリジナリティ。普通の一蘭ラーメンより甘さとコクが増加して、マイルドな口当たりに。辛さを求める場合はオーダー用紙で「秘伝のたれ」の量を増やすことで味調整も可能。麺は通常と同じ特製生麺を使用。天候や気温、湿度を考慮しながら毎日違う配合で製麺している。
見学すべき工場:「一蘭の森」
店名:一蘭の森
住所:福岡県糸島市志摩松隈256-10
営業時間:10:00~21:00
HPはこちら
福岡県糸島市で一蘭の麺やスープは製造されている。その製造過程の一部が見学可能。ちなみに「秘伝のたれ」「出汁」など、肝となるレシピは一蘭の社員でも4人しか知らないのだそう。併設されている博物館では一蘭の歴史や経営哲学が展示されている。
金沢の「ゴーゴーカレー」などにも共通するが、人気飲食チェーン店には若干の宗教感を感じさせる。癖が強い。企業が持つ哲学が、信者と呼べる熱狂的なファンを生み出すのだろう。もちろん、見学した後にはラーメンを食べることもできる。一蘭の森限定の味が週替わりで提供されている。
糸島は博多から車で30分程度で大自然を感じさせるエリア。海沿いにお洒落なカフェも数多く建ち並び、町全体がインスタスポットのよう。ラーメン以外の楽しみも満載。
まとめ
オリジナルメニューの「窯だれとんこつラーメン」は美味しいが、オリジナルよりも美味いかは微妙なところ。「一蘭の森」は接客スタッフの少なさや、施設の狭さに少しは物足りなさもあるので、街全体を楽しむ“ついで”くらいの気持ちに訪ねるのが吉。
ごちそうさまでした。
Copyright protected by Digiprove
コメントを残す