「お好み焼き もり」(シティライトスタジアム)

メディア寄稿実績

遠征前、正直に言って「きびだんご」以外の名物グルメを思い付かなかった岡山県。調べてみると案外ある。デミカツ丼、えびめし、ままかり……迷いに迷った結果、「駅からスタジアムへ行く道中にある店にしよう!」と訪ねたのがここ。

お店紹介

「お好み焼き もり」外観

メニュー1

店名:お好み焼き もり

住所:岡山県岡山市北区奉還町1-6-9

営業時間:11:00~13:30 / 17:00~21:30

HPはこちら

岡山駅からスタジアム方面に徒歩5分。ラーメン二郎のような黄色ベースの外観が特徴的。「岡山ご当地グルメの店」「ネットで話題」……いかにも観光客向けな宣伝文句が訪問意欲を高めてくれる。

2018年〜2019年には「お好み焼き百名店」に選出されるなど、確かな味で地元民にも人気があるそう。事実、土曜夕方に訪問した際は予約で満席だったが「30分間なら」と時間限定で入店できた。開店直後の店には混雑状況を確認する電話が鳴り続け、店内の注文も殺到するなど大騒ぎ。

映画「8年越しの花嫁」の撮影場所として使われた実績もあり、店内には出演者のサインが飾られている。

映画「8年越しの花嫁」出演者のサイン

食べるべき二品:「ホルモンうどん」(1380円)&「カキオコ」(1380円)

メニューの表紙にも記載されてある定番メニューを注文。店員さんから「一人前の量が多いですが、二品大丈夫ですか?」とお気遣いいただいたが、ペロリだった。

ホルモンうどん

「ホルモンうどん」は“アブラマシマシ習慣のある私にピッタリの味。ぷりぷり食感のホルモンが贅沢に何個も入っている。醤油ダレが染みた極太麺(うどん)にホルモンから滲み出るアブラの旨味が加わって……ほぼラーメン二郎!……失礼。食べ物を食べ物で例えるという失礼なことを書いてしまった。紅生姜が実にいい仕事をしていたことも書き加えておく。

カキオコ

「カキオコ」はこちらもホルモン同様に牡蠣が生地の中に「これでもか!」と大量に入っているのが特徴。お好み焼きは豚やイカなど、ある程度の食感がある食べ物との相性がいいと思っていたが、クリーミーな牡蠣も美味い。新大阪『めっせ熊』の名物「ネギおこ」に続いて、「◯◯おこ」シリーズ二冠達成。

まとめ

店内でのコミュニケーションが印象に残っている。店主は調理しながら「先にホルモンうどん出すね」「カキオコもうちょっと待ってな」「わざわざありがとう」など、頻繁に声をかけてくれた。バイトにもすべての仕事に都度「ありがとう」と声をかけていた。出勤してきたバイトが制服に着替える前に全テーブルに「お越しいただきありがとうございます」と挨拶周りをしていた姿にも驚いた。

礼儀の店。ごちそうさまでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き