離れてもなお -遠藤保仁選手との再会-
ヤマハスタジアムに行くと、2012年のJ2降格が決まった試合のことを思い出す。あの日、試合後にピッチ上で演奏された「必死マン」(シクラメン)を聞いた時の虚無感は多分、一生忘れない。 あれから10年が経った。当時、真っ先に…
ヤマハスタジアムに行くと、2012年のJ2降格が決まった試合のことを思い出す。あの日、試合後にピッチ上で演奏された「必死マン」(シクラメン)を聞いた時の虚無感は多分、一生忘れない。 あれから10年が経った。当時、真っ先に…
「何がしたいか分からない」 「勝った理由が分からない」 昨年、スタジアムから帰る道で何度この台詞をサポーター仲間から聞いただろうか。勝っても愚痴が出るあたり、ストレスが相当溜まっていたのかもしれない。評価する側の勉強不足…
まずはこちらをお聴きください。 中島みゆきの名曲「時代」。以下、Aメロ歌詞の転載。 そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ ガンバ大阪創立30年間を記念して発売された…
本書で構成を担当されている宇都宮徹壱さんから「ガンバサポには興味深い内容が満載ですよ」と推薦してもらった一冊。ガンバ大阪ユース出身の松本光平選手が主人公。年齢的には同期に安田晃大選手、1つ上の学年に倉田秋選手がいる世代。…
全国高校サッカー選手権大会が閉幕した。優勝した青森山田高校をはじめ、選手達の技術的な高さが素晴らしかったのは勿論、印象的だったのはTV番組で見聞きしたコメント力だ。ピッチ内外のあらゆる事象に対し、18歳前後の選手があれだ…
ラーメンに物足りなさを感じていた等々力陸上競技場エリアにおいて、2015年に開業した待望の美味い店。2021年12月時点で、食べログ「中原区(武蔵小杉周辺)ラーメン」の1位にランクインし、「百名店」にも選出されるなど、同…
ガンバ大阪創立30年イヤーの発売に相応しい一冊。著者は長年ガンバのオフィシャル媒体を中心に記事を寄稿されている高村美砂さん。1991年から2021年までのクラブ史が、選手コメントにフォーカスする形で紹介されており、そのボ…
「ラーメンウォーカー埼玉2021」の表紙に選ばれるなど、埼玉で今一番勢いのあるラーメン屋の1つ。店名の由来は、毎日違う調理法で“今日の1番”のラーメンを提供するから。ラーメン屋にも関わらず「カレー」が店名に入っていること…
1993年Jリーグ開幕戦の主審を担当したことでも有名な元国際審判員で、現在はアセッサーや専門学校での講師として後進の指導にあたる小幡真一郎さんの著作。その名も『しくじり審判』。書籍のカバーにもそのイラストが載っているが、…
ガンバ大阪の社員さんにインタビューさせていただいた記事「4973人の『GAMBA EXPO』がつなぐ未来。ガンバ大阪、30年目のリスタート」を先日公開した。書き手の立場から記事内容を要約すると、ポイントは「コロナ禍でも『…
千葉県松戸市にある名店「とみ田」で、一番弟子として修業された上江洲氏が経営する山梨の人気店。入店後すぐに感じる店内の凛とした雰囲気に、一瞬身が引き締まる。ただ、それは客を威圧するものではない。紙エプロンの必要有無確認、限…
コロナ禍でアウェイ遠征の自粛を余儀なくされている2020年~2021年。「せめて読書で模擬体験だけでも」と購入した書籍が『フットボール風土記』だ。 JFL、地域リーグ、都道府県リーグ……“ハーフウェイカテゴリー”に所属す…
アウェイグルメの参考としてよく視聴している「バナナマンのせっかくグルメ」(TBS)で紹介されていたお店。清水の海鮮と言えば魚市場「河岸の市」 が有名だが、今回は清水近隣エリアである沼津港の名物海鮮料理屋をピックアップ。 …
『ラーメン富士丸 西新井大師店』の元店主が営む二郎系のラーメン店。2019年7月のオープン直後から熱心なファンが駆け付け、連日行列となったことでも話題に。コロナ禍による営業休止期間に利用したお取り寄せラーメンが美味しかっ…
5月末に発表された「クラブ個別経営情報」によれば、ガンバ大阪の2020年度営業収益は44億9100万円。内、スポンサー収入は18億9800万円。スポンサー収入に限れば前年度比+3,500万円で、営業収益における4割強を占…
試合前、サポーター仲間が言う。 「今日、宇佐美が決める気がする」 そして、当然の顔をしてこう続けるのだ。 「知らんけど」 スタジアムでは“根拠なき”会話が当然のように交わされている。決勝点を決めた選手がヒーローインタビュ…
麺庄グループの旗艦店。代表を務める庄野智治氏の先進的な“ラーメン論”は度々メディアで紹介されており、常に進化を続ける日本を代表するラーメングループの1つ。本店でも毎月替わりの創作麺が提供されているなど、その挑戦的な姿勢も…
ガンバ大阪が宮本恒靖監督との契約を解除した。本件を報じるメディアの論調は概ね同じである。ポイントは2つ。 1点目は「得点力不足」。小野忠史社長も会見で言及しており、契約解除の最大の理由だとされる。長谷川健太監督退任時にも…
スポーツ界だけに留まらず、あらゆる業界で技術革新が進み、取得できるデータ(情報)が加速度的に増えている昨今。そんなデータの活用法や捉え方など、現代を生きる上で必須の心得と言っても過言でない“アナリティックマインド”につい…
多数の選手・スタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことによる活動休止が続くガンバ大阪。本件に対するサポーターのSNS上の反応は両極端なものだった。 「すでに試合日の交通チケットもホテルも予約しているのにどう…
記念すべきガンバ大阪創立30周年シーズンが開幕した矢先、コロナ感染による試合中止(延期)が決定。ガンバ大阪は2年連続ホーム開幕戦が直前に延期になっており、厳しい状況が依然として続いている。しかし、下を向いていても何も始ま…
先日、FLASHが報じて話題になった記事『『d払い』CMのマンボダンスに「嫌いになりそう」と苦情殺到』を読んだ際、特に違和感を覚えることはなかった。「あれだけの量が放送されれば、そういう人も出てくるだろうな」くらいに捉え…
コロナ禍で遠方への行動自粛が求められる中、ご近所飲食店支援で見つけたラーメン屋さん。近所に「煮干しそば 流。」や「雨ニモマケズ」があるラーメン激戦区・十条駅エリアで2021年1月末で2周年を迎えた。 お店紹介 最寄り駅は…
プロサッカー選手・宮崎崚平。高校卒業後はジョイフル本田やいわきFCなどでプレーした後、ポーランド、アメリカ、マレーシアと、海外クラブでキャリアを重ねてきたストライカーだ。そして2021年、新たな戦いの地に選んだのはセルビ…
綾波レイが笑顔を見せたのは、碇シンジに「笑えばいいと思うよ」と言葉をかけられたからであるように、人の行動は他者からの期待を動機とすることが多い。 例えば、満員電車は「他人に無関心」という社会からの期待(暗黙の了解)に乗客…
男は黙って全マシ!大阪を代表する二郎インスパイア系ラーメン店。系列店が兵庫県や愛知県にも存在する。アクセス的にもパナスタへ向かう途中で立ち寄りやすく、二郎好きであれば必ずおさえておきたい。 お店紹介 阪急千里線「下新庄駅…
ガンバ大阪ジュニアユース所属の多田吾郎選手が「再生不良性貧血」発症し、骨髄移植が必要になったことを受けて、ガンバ大阪が実施している「骨髄バンク 啓発活動」。サポーターとして本件について知り、考えるタイミングだと考え、類似…
新型コロナウイルスの影響を大きく受けた2020年のJリーグもなんとか終了。ガンバ大阪はリーグ2位と健闘し、久しぶりのACL出場権を獲得。異国での応援を通じ、サポーター仲間を増やしてきた身としては、来年は安心して海外アウェ…
年末になり、今年も地元での同窓会が何回か予定されている。馬鹿な思い出話に花を咲かしていた時は過ぎ、大学卒業から10年以上経つと話題は限られてくる。多くの参加者にとって共通の話題は「仕事」だ。大人の近況報告とは業務報告なの…
“応援”とは何か。 最近はその形が多様化しているので、「クラウドファンディングに参加すること」、「スポンサー企業の商品を購入すること」と、回答する方もいるだろう。 ただ、私にとっての応援は「スタジアムで声援を送る行為」の…