川越の人気ラーメン屋「中村屋総本山」の2号店として2017年大宮駅にオープン。人気ラーメン屋が集中するエリアだが、ジャンルがうまく分散している印象がある。今回は「煮干し」。日本人なので、煮干しの出汁はどんな料理でも落ち着く。本来は下支え的な食材だと思うが、ラーメンでは主役級の存在感。
お店紹介
店名:煮干中華そば専門 煮干丸
住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-1-5 山中ビル 2F
営業時間:11:00〜15:00/17:00〜23:00
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NACK5スタジアムとは逆側、大宮駅西口から徒歩数分の雑居ビル2F。狭い階段を登ると、カウンター席のみの小さな店の入口に辿り着く。食券を買って店内へ。メニューは「煮干そば」のみで、《普通》《濃厚》《白醤油》《極濃厚》(17時以降のみ)と、お好みの濃度から選ぶ。《極濃厚》以外は共通料金(850円)で、麺量は並・中・大から選択可能。そこまで混雑している印象はなく、ランチタイムを外せばスムーズに入店できる。店員の接客は必要最低限で、リクエストの返事がないことも度々。
食べるべき一品:「極濃厚煮干しそば」(900円)
煮干しの苦みを調整している店が多い中で、ガツンと煮干しを最強濃度で味わえる幸せ。伊吹山の超高級いりこが大量に使用されたスープは、エグ味こそ旨味だ。写真(見た目)でどこまで違いが伝わるかは微妙ながら、スープを《濃厚》と《極濃厚》の差は結構大きい。
トッピングは青ねぎ、白ねぎ、玉ねぎのトリプルネギーズと、ばら海苔。煮干し系ラーメンのトッピングは、玉ねぎが相性一強状態なので、100円払って追加したい。
麺は中村屋総本山からの自家製麺。低加水のストレート細麺で、固めな食感。柔らかい豚バラチャーシュー2枚も美味いし、テーブルに常備されている調味料「煮干しの内臓エキス」が最高の味変も楽しませてくれる。お腹に余裕がある方は「混ぜ玉」もどうぞ。
まとめ
個人的には、埼玉の煮干しラーメンでは「ヌードル&スパイスカレー 今日の1番」と、ここが個人的2強。駅近、営業時間、ボリューム(並でも食べ応え十分)、混雑レベル……どれも高評価。特に常設調味料の「煮干しの内臓エキス」は他店で見たことがない。ニンニクに匹敵するラーメンにピッタリの味。
ごちそうさまでした。
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