甲府にヴァンフォーレが根付いていると感じた遠征

睡魔と戦いながらの深夜運転を経て、甲府より帰京。信玄餅を食べながらこれを書いている。試合後に立ち寄った「小作」の店員さんが面白いことを話されていた。試合結果を質問されたので、ガンバ勝利を伝えたところ……

「あらー。ヴァンフォーレは1位じゃなくなったのね。山梨の人は首位だって喜んでいたのに」

“1節終了時点で首位”というJリーグサポーターの中でも一部でしか盛り上がっていないネタを把握していたのだ。甲府のサッカー文化の根付きを感じた瞬間だった。

そして、今回の遠征でクラブと地域との密な関係を感じたのはスタジアムでの試合運営を支えるボランティアの存在である。

今節、スタジアムのビジョン(電光掲示板)にガンバ大阪のエンブレムとしてセレッソ大阪のエンブレムを表示させるミスが発生した。その件についてヴァンフォーレ甲府の社員さんがゴール裏に謝罪に訪れた際、「スタジアムビジョンの操作はボランティアが担当している」と発言したのだ。ミスの件はさておき、試合運営において結構重要な仕事もボランティアが担っていることに大変驚いた。駐車場内の誘導も、スタグル食器のリユースも、地元ボランティアが活躍するスタジアムはどこあかアットホームだった。

試合前、ヴァンフォーレ甲府サポーターが「サッカー専用スタジアム」の建設を希望する横断幕を掲げていたが、多くの人に応援されている同クラブであれば案外すんなり着工が決まるかもしれない。

未来への投資

最近、若手の頑張りに涙腺が緩む。Jリーグデビュー戦となる初瀬のアシストで今シーズン初勝利をあげたガンバ大阪。試合後、ゴール裏にむかって何度も頭を下げる初瀬の姿にガンバの未来を感じ、なぜだか心を揺さぶれた。

試合自体は序盤に「ウー」(決定機)連発だったことが油断を生んだか。試合途中に「ゴール裏の雰囲気がぬるい」とコールリーダーからの叱咤激励があったが、ピッチ上でも同じような事が起きていたように見えた。確かに甲府の脅威はクリスティアーノの個人技だけであり(阿部ちゃん&ジェソクの対応が素晴らしかった)、負けるとは90分間を通じて思わなかったが、J1で簡単に勝たせてくれるクラブはいない。

攻撃面での物足りなさは、本田圭佑選手にならって“伸びしろ”と考えよう。メンバーをローテーションしても完封勝利ができたチームを褒めよう。健太監督の決断、マネジメントに拍手。この時期のローテーションが疲労や怪我人が増えるであろうシーズン後半にむけての貯金となることを期待している。

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駄文系サポーターブログ管理人。“サポーター目線”をコンセプトにJリーグやガンバ大阪に関する雑記、全国のラーメン食レポなどを執筆。10年間の衛星放送会社勤務を経て、サッカーメディア編集者に転職。筑波大学大学院でスポーツ社会学を研究(修士号取得)。趣味は炭水化物抜きダイエット。好きな食べ物はカレーライスとラーメン。ツイッターID:@7additionaltime