道が拓けた夜 -堂安律選手の活躍に特別な感情を抱く理由-

試合終了から約1時間後。私はサッカー漫画の名作「シュート」の舞台である掛川市にいた。某人気ハンバーグ屋でサポーター仲間とスタジアムでの思い出を語り合う時間。話題の中心はもちろん堂安律だ。あのアシストはまさに“幻の左”と呼べるようなスーパープレーで、皆がちょっとした奇跡を目撃したような興奮状態が続いていた。

ワンプレーで未来は変わる。律が未来を切り拓いた瞬間だった。

律のアシストでゴールを決めた選手が、清水市にルーツを持ち、ジュビロ磐田へのライバル心を隠さない長沢駿選手であったのもドラマがある。素晴らしい試合を観させてもらった。

U-23での奮闘

下部組織出身の選手に特別な想いを持つサポーターが一定数いることは知っていた。ただ、その熱量の理由は分からなかった。しかし、律の活躍に対する喜びが他の選手とは違うことを自覚し、彼らの気持ちが少し理解できる気がする。律のユース時代こそ知らないが、ガンバ大阪U-23で奮闘する姿を応援し続けてきたからだ。

ガンバ大阪U-23観戦のすゝめ -若手選手がJ3を経験する意味-

2016年4月22日

トップチームでのプレーチャンスがなかなか巡ってこない中でも、U-23で腐らず、結果を出し続ける律の奮闘が今節の活躍に繋がっていたということ。U-23での律を観ているサポーターは今回の活躍が偶然ではないことを知っている。個人的には「当然の結果だ」くらいに思っている。その上で、とても嬉しい。

ガンバ大阪U-23で活躍を続けた堂安律

自分もおじさんになりつつある証拠なのかもしれないが、応援時の感情として「やったー!」という自分本位のものから、「良かったね」という選手への労りの感情比率が増えつつある。若手の活躍に自身のサポーターライフの幅が広がりつつあることを感じた。

律、ありがとう。そして、おめでとう。この先、律のサッカー選手としてのキャリアがもっと切り拓かれていくことを願っています。

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駄文系サッカーブログ「ロスタイムは7分です。」を運営。“サポーター目線”をコンセプトにガンバ大阪やJリーグ、アウェイ遠征先で食べたグルメ(主にラーメン)に関する雑記を配信。関西学院大学社会学部卒業後、スカパー!に10年在籍。筑波大学大学院(スポーツ社会学)を経て、フットボリスタ所属のライター&編集者として活動。他媒体への寄稿も行っている