J2降格をうけて

メディア寄稿実績

「涙を堪えられない」なんて経験は私には無縁だと思っていた。不甲斐なさ、憤り、悲しさ、虚しさ……今は感情を整理できない。明日から1つひとつの感情に向き合っていく。

降格が決まった今節。選手達は間違いなくベストを尽くした。責めることはできない。結果を受けれるしかない。今は試合直後には言えなかった「お疲れ様」を伝えたい。

1失点完封の罠 -なぜガンバはこんなにも自分みたいなのか-

試合前、友人には「覚悟は決めてる」と話していたものの、現実にJ2降格が決まった今、覚悟なんてどこにもなかったことを痛感している。試合終盤、得点に繋がりそうないパワープレーを繰り返すピッチ上の光景に足が震えた。声も出なくなった。

ただ、不思議と絶望感はない。それは、何人かの主力選手が既に残留に前向きな発言をしていることや、この試合のサポーターの応援が最高に一体感もあるものがったことも救いになっている。試合前、ゴール裏のサポーター全員で手を繋いでチャントを歌った気持ちを忘れずに、来年も一生懸命応援しようと思っている。

Digiprove sealCopyright protected by Digiprove
人気記事紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き