「らーめん これこれ」(パナソニックスタジアム吹田)

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個人的には母校「代々木ゼミナール」の通学で1年間通った思い出の地「江坂」。パナソニックスタジアムの所在地と同じ吹田市にある駅で、遠方からの遠征組は試合後の宿泊地としてこのエリアを利用することも多いよう。そんな場所に、2020年夏オープンした人気ラーメン店。ビジネス街でもあり、競合も多い中で人気を勝ち得た秘密とは……。

「麺や マルショウ」(パナソニックスタジアム吹田)

2019年5月16日

お店紹介

「らーめん これこれ」外観

店名:らーめん これこれ

住所:大阪府吹田市江坂町1-20-30 キャロル江坂 1F

営業時間:11:00~15:00,17:30~22:00(日曜営業)

HPはこちら

江坂公園南側、マンションの1階が店舗。個性的な店名はお客さんが「これこれ」と思えるラーメンを目指すという志から。店長は塚本の人気店「創作らーめん style林」出身。メニュー名は黒醤油ベースの「これこれ」をはじめ、味噌ベースの「どれどれ」、白醤油ベースの「それそれ」の3種類が基本。不定期で限定メニューも提供されている。珍しいのは店外の「冷凍ラーメン自動販売機」。お昼時は入店待ち列が出来るが、それを見たお客さんが自動販売機で購入して帰宅するシーンを何度か見た。店内はカウンターのみ。回転は普通。テキパキとした接客で、ストイックな雰囲気も。何も言わないでも、ベストタイミングで替え玉が提供される。

食べるべき一品:「これこれスペシャル(黒しょうゆ)」(1,100円)

これこれスペシャル(黒しょうゆ)

5種類の醤油をブレンドしたスープ

池村製麺所で傾奇者(小麦粉)を使用した平打ち麺

おススメは店名にもなっている「これこれ」(黒しょうゆ)。店長の表利さんが好きな尾道ラーメンから着想を得たメニューとのこと。+300円でスペシャルを選択すると、粗びきミンチ・味玉・ワンタンが追加される。

利尻昆布、九十九里にぼし、氷見にぼしで出汁をとったものに、五種類の醤油が加えて作られたスープは、それぞれの素材がどのような役割を果てしているかを説明できるほどの舌を持っていないながら、深みは感じた。醤油のパンチがまず効いていて、その後に出汁の奥行きを感じさせる……的な。「黒チャーハン」との相性は最強。

黒チャーハン

豚バラのソーキが乗っている点がラーメンでは珍しい。ジューシー感はありつつも、脂っぽさを感じさせないことが多くの客層に支持される理由の1つか。ボリュームもあり、満足度高め。

まとめ

店長の表利さんは味噌が有名な店で修業していたこともあり「どれどれ」(味噌)も絶品。最低でも2回は訪問したい店。味噌は大分の米麹味噌をメインとしつつ、17種類をブレンドしているというこだわり様。ラーメン上にトッピングされている辛味噌を途中で混ぜ合わせてもらうと味変も。

「どれどれ」(味噌)

ごちそうさまでした。

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1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き