ガンバ大阪U-23 vs グルージャ盛岡を観戦してきた。東京に住んでいるという理由もあるが、私はトップチームのみを追いかけているサポーターで、ユースやサテライトの試合はほぼ観ていない。
しかし、今年はなるべくU-23もフォローしようと思っている。各種メディアで野呂社長や實好監督が考えるU-23の活動方針を知り、応援する必要があると思ったからだ。このチームの成長がクラブの発展につながると感じている。「育成組織ではなく結果を追求するチームである」という心意気にも共感した。サポートする上でなにより重要なのは現場に行くこと。選手達もコメントを残している通り、多くの観客の前でプレーする事で得られるものは大きい。ある時はモチベーションに、ある時はプレッシャーになるだろう。それこそがTMやサテライトリーグでは得る事ができない経験である。
ガンバ大阪U-23の運営費は年間1.5億円らしい。この活動を継続してもらうためにもチケットを買って、スタグルを食べて積極的にクラブに金を落とす気満々だ。
成長過程を応援できる喜び
当然ながらトップチームと比べると個人としてもチームとしても完成度は低い。年齢制限のないチームを相手にしているのでフィジカル的に弱い部分も目立つ。ただ、それは仕方ない事だし、そういう経験を経て練習する事の効果は計り知れない。アイドルファンではないが成長過程を応援する楽しみ方は間違いなくある。皆それぞれに光るものがあり、そうしたポテンシャルがどのように開花するのか今から楽しみ。
例えば、呉屋。
常にシュートを意識した動き出し&動き直しが素晴らしい。守備の献身性も評価できる。 一方で今節はオフサイドを連発。動き出しにパスが出ないシーンも多々あった。これから相互理解が必要な部分だが、例えば将来の中心選手であろう堂安律とルーキーイヤーから実戦で連携を高められるのは数年後のトップチームにとって大きな武器になる可能性を秘めている。想像力を膨らませて応援する楽しみがこのチームにはある。
そして、2人にとってお手本となるフタがオーバーエイジにいる意味も大きい。U-23でプレーしてくれるフタにはクラブ関係者全員が感謝しなければいけない。

目の前でアップをするフタ
このチームはクラブの未来。さあ、U-23も応援しよう。