鳴りやまぬファン・ウィジョコール -seize the day-
この日、スタジアムは2つの感情を持っていた。1つは「ガンバを勝たせたい」。もう1つは「ウィジョにゴールを決めさせたい」。「ガンバに勝って欲しい。できればウィジョのゴールで」。これがサポーターに共通する想いだった。 0-0…
この日、スタジアムは2つの感情を持っていた。1つは「ガンバを勝たせたい」。もう1つは「ウィジョにゴールを決めさせたい」。「ガンバに勝って欲しい。できればウィジョのゴールで」。これがサポーターに共通する想いだった。 0-0…
「過剰戦力(戦力過剰)」という言葉。よく使われている印象がある。それは最近のガンバ大阪に対しても。ただ、考えると不思議だ。18節終了時点で14位のクラブ戦力が過剰であるはずがないのだから。戦力不足だから弱い。そう捉える方…
1-0で迎えた後半アディショナルタイム。自陣でのクリアの流れから疲労を感じさせないスプリントでカウンターを仕掛ける福田湧矢選手。状況は数的優位の3対2。パスを出せば決定機だった。しかし、彼の選択はシュート。キム・ジンヒョ…
「湘南ベルマーレのDVD」が売れているらしい。見所はロッカールームで起きた選手同士の激しい口論や監督の激昂シーン。緊張感溢れる映像にサポーターは何を感じたのだろう。 私は羨ましい、と感じた。己は“他者という鏡”でしか、そ…
清水エスパルス戦を見ている途中、「社会のあらゆるものは行ったり来たりするんですよ」という大学院の指導教授の言葉を思い出した。4-2という結果、試合終了間際の失点に「ガンバらしいな……」と懐かしさを覚えたサポーターもいたは…
先日、フットサル日本代表監督のブルーノ・ガルシア氏の講演会に参加した。氏は「パフォーマンス」を定義を【タレント×モチベーション】だとし、特に【モチベーション】の大切さを熱っぽく語った。ただ、それを高める方法については言及…
今シーズン、ガンバ大阪が新たに始めた「#ガンバ写真部」は個人的に大きなニュースでした。 “12番目の選手”と言われながら、サポーターは長年「お客さん」でした。私はそれに物足りなさを感じています。Jリーグ(クラブ)の発展を…
これまでガンバ大阪のヒーローはどこか隙があった。ピッチでの輝きと良い意味でのギャップが存在した。ヤット(遠藤保仁選手)はハーフタイム中のシャワーや運転の遅さに代表される極端な「マイペース」な一面を持ち合わせているし、今ち…
宮本恒靖監督は就任直後から“願掛け”を重視している。話題になったのは「ポストにお礼を伝える」行為であるが、論理的な印象が強い人物であったので意外な印象も受けた。 こうした言動は他の監督にも見られ、オリベイラ監督が敗戦の理…
「今が正念場!こんな時だからこそスタジアムに行かなければ!選手達の勇気になりたい!」 “日曜ナイター”“九州アウェイ”もなんのその。逆境に燃えてこそのサポーター。意気揚々と仙台・鳥栖と2週連続のアウェイ遠征を敢行した。し…
私は誰かの人生にとってのアデミウソンになりたい。同時に自分の人生に宮本恒靖監督(救世主)が現れて欲しい。スタジアムに行くたびに思う。サッカーは人生の縮図だと。ゴールに涙したのはいつ以来だろう。優勝にも匹敵するような興奮が…
今となっては、なぜこんなリスクを冒したのだろうと思う。 清水戦後、サポーターのクルピ評として「スパイ」の文字がネット上に並んだ。結局、最後まで“ガンバの監督”にはなれなかった。距離的には近くとも心理的には最も遠いセレッソ…
「パナソニックスタジアム吹田」では定期的にスタジアムツアーが開催されており、普段は入れないエリアをガイド付きで見学することができる。同スタジアムは試合観戦以外に会議やパーティーなど、様々な用途で利用可能。サッカーに興味が…
ここ数か月、よく聞かれることがある。 「なんでガンバ弱いの?」 この記事を読んでいるガンバサポーターの皆様にも、職場や学校で同じような質問が投げかけられいるのではないだろうか。多分、答えは1つではない。「監督が変わったか…
ガンバ大阪オフィシャルマガジンで、倉田選手がクルピについてこんなことを語っていた。 とにかく、決め事が少ない。実際、監督も「A選手がここに動いたら、B選手はここに動け」というような、固定した選出は決めたくないとおっしゃっ…
今シーズンよりクルピ新体制となったガンバ大阪だが、新しくなったのは監督だけではない。時を同じくしてサポーターの応援をリードする「コールリーダー」も新任された。この決定の経緯や内情に詳しいわけではないが、サポーター仲間の話…
クルピ監督が頻繁に発言する「年齢は関係ない」は、長谷川健太前監督における「攻撃的なサッカーをしたい」と同じだと思っている。つまり、建前。クルピ監督は一般的なイメージ通り、若手選手の成長を見るのが大好きなように見える。 今…
Jリーグは今年25周年。長く見続けていれば、チームにはサイクルがあることを理解できる。ガンバが序盤戦で苦しむのは、対戦相手を考えても想定内。決して卑屈になっている訳でも、勝利を望んでいない訳でもなく、冷静に敗戦を“まだ”…
ドリカムの吉田美和さんは「何も聞かずに、つきあってくれたこと」に対して、パンサーの尾形さんはギャグとして、大熊清さんは坂田大輔選手の献身に……人間は一人では生きられない。支えてくれた人に対して、感謝を伝えあうのは、とても…
試合後、サポーターに手を振り、ベンチに戻る藤ヶ谷選手の姿を見て声が出なくなった。これまでも何度だって色んな選手の引退を経験してきているはずなのに……。溢れ出た特別な感情が藤ヶ谷選手の偉大さの証明だろう。 セカンドキーパー…
優勝も残留もかかっていない最終節において、サポーターの注目は試合以上に試合終了後に行われる長谷川健太監督のシーズン総括スピーチにむいていた。事実上の退任挨拶となる場で一体を何が語られるのか。今シーズンの成績からアットホー…
今週「Number WEB」から長谷川健太監督体制を総括する2本の記事が公開された。ライターは佐藤俊氏と下薗昌記氏。両名の記事に共通していたのは、「ガンバらしさ」について言及されていたこと。今回はこの2記事を引用する形で…
森高千里さんは雨を「思い出も涙も流すもの」として歌ったが、私はむしろ記憶を確かにものにするものだと捉えている。 今節の後半ロスタイム同点弾という劇的展開を、私は豪雨の冷たさと共にずっと忘れることはないだろう。雨は“伝説”…
私の勤めている会社では、年に2回「自己評価シート」なるモノの提出が義務付けられている。業務に関する複数の質問事項に、自身の仕事ぶりを1~5点の範囲で得点を付ける作業だ。「評価は他人からされるものであって、自分でするもので…
チームに対する期待値が下がっている、ということだろう。 完敗に終わった鹿島アントラーズ戦。試合終了直後の率直な感想は「よく頑張った」だった。納得感が含まれている感情だ。負けた試合にも関わらず……。「頑張った」の中身をもう…
転職を考えている。それは自分はどのような人間で、この先の人生で何をしたいのかを考える時間でもある。答えが出ない。他者の視線を意識し過ぎて、本当の自分を見失っている感もある。 そんなことを考えながら熊谷まで大宮アルディージ…
特定の選手による影響力でスタジアム来場者数が増える現象は何年ぶりだろうか。宮本恒靖氏、遠藤保仁選手に続く、ガンバ大阪のニューヒーロー誕生。日本代表での活躍を機に、知名度爆上がり中の井手口選手をクラブは全力で活用すべきだ。…
不甲斐ないチームに対するサポーターの態度として、怒っている状態はまだ良かったのだと痛感している。人は“諦める”んだな、と。試合途中で帰宅するサポーターの数に驚いている。ロスタイムに劇的展開が連続して起きた「万博劇場」時代…
サポーターの声援が試合内容とシンクロしていると感じる時がある。声援量が高まりに比例して、選手達の運動量もあがる……気がする。上西小百合先生に聞かれたら「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつ…
試合後、移籍を報告するセレモニー内のスピーチで「アウェイまで遠征して応援するサポーター」や「スポンサー」に対する感謝を口にした律の姿に、U-23(J3)という難しい環境でプレーした経験が活きているのかもしれないと感じた。…