「中華ソバ 伊吹」(味の素フィールド西が丘)

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個人的には「伊藤」「宮元」「流。」と並んで“東京煮干し四天王”だと勝手に思ってる人気店。後述する営業時間の短さや、アクセスのしにくい立地など、環境的には難しい部分も多いが、定期的にこの店の煮干しの味が味が恋しくなって足を運んでいる。

お店紹介

「中華ソバ 伊吹」外観

店名:中華ソバ 伊吹

住所:東京都板橋区前野町4-58-10 見次パークマンション 1F

営業時間:11時45分~14時30分(昼)、18時15分~20時15分(夜)

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味の素フィールド西が丘からタクシーで5分程度。釣りを楽しむオジサンが集まる見次公園の近くに店はある。最寄り駅である志村坂上からは徒歩6分。車で訪問する場合は近所にイオンの駐車場がある(有料)。人通りがさほど多くない住宅街という立地でも、入店を待つ行列ができる。営業時間は昼11:45~14:30、夜18:15~20:15と短め。スープ終了次第閉店なので、早めの訪問がベター。昼のメニューは原則「中華ソバ」の1種類、夜は「淡麗 or 濃厚」の2種類。基本メニューとなる「中華ソバ」を昼を食べて、気に入ったら夜に挑戦するパターンが良さそう。

カウンター7席のみの小さな店だが、スタッフ3名体制で回転が早い。ドアマン的なスタッフがテキパキと待機列の整理、食券の受け取りなど、接客全般を仕切っている。食べている最中も席の真後ろで進捗状況を確認されるので、少しプレッシャーを感じながらの食事となる。ラーメンの写真は提供直後のみOK。スープ、麺単体の撮影などはNG行動なので注意。

食べるべき一品:「中華ソバ」(850円)

中華ソバ

店が「煮干好きな方、濃い煮干に理解ある方専用な店です。煮干好きな方以外のご来店心よりご遠慮下さい」とアナウンスしている通り、少しビターな煮干し本来の味を抜群に楽しめるスープが特徴。ツイッターでは店主が、その日提供されるスープの“煮干し度”や使用した素材、改良ポイントなどを発信しており、同一メニューでも日によって味が違う。低加水のカタ細麺の相性もバッチリ。

炊き込みご飯

ボリューム満点のサイドメニュー「炊き込みご飯」もおススメ。白米とチャーシューの比率が6:4くらいで、「肉を食べている」感覚になるくらいチャーシューがまぶされている。ちなみに、ラーメンのシャーシューも分厚い。

和え玉

麺量は多い部類に入るが、食べ足りない時は「和え玉」(200円)で満腹を目指す。事前購入の食券でも、現金後払いでも購入可能。和え玉のためにスープは適量残しておきたい。味付けされた麺は、まずは「そのまま(麺のみ)」→「机のタレ&酢をかけて」→「余っているスープに入れて」の順番で“ひつまぶし”風に楽しませてもらっている。お好みでどうぞ。

夜メニューの「濃厚煮干ソバ」

まとめ

写真撮影禁止の張り紙が貼られた厨房は独特の緊張感。店内には様々な産地の煮干しが入った段ボールが所狭しと山積みになっており、創意工夫の一端を感じることができる。ルーティンではなく、一杯一杯を真摯に調理する店主の姿からは「煮干し道」といった雰囲気も。

ごちそうさまでした。

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年生まれ、大阪府出身。関西学院大学卒業後、スカパーJSAT株式会社入社。コンテンツプロモーションやJリーグオンデマンドアプリの開発・運用等を担当。2020年に筑波大学大学院でスポーツ社会学領域の修士号を取得。現在はスポーツ系出版社のライター&WEBサイト運営。ビジネス関連のテーマを中心に取材・執筆。F1と競馬も好き