【ACLアウェイ遠征記 広州編】本当に日本人は嫌いですか? -広州恒大戦-

試合中、何度も厳しく注意を受けた警備員に身柄を拘束されることなく、中国・広州より帰国。「食は広州に在り」は事実で、満喫した中華グルメについても書きたいが、この記事では本アウェイ遠征のハイライトである「広州恒大サポーターの敵意」について考察する。

敵意の本質

予想通り広州恒大サポーターは自クラブへの応援とは別に、我々ガンバ大阪サポーターに対して敵意をむき出しにしてきた。中指、首切り、罵声……そうしたアクションは通常の国内リーグでも行われているのか、日本(ACL)時特有のものなのかは分からない。Jリーグでは味わえない圧倒的アウェイ感が、自身の応援する気持ちを高めた。彼らは広州恒大がゴールを決めた時、喜ぶよりも先に我々に視線を向けた。勝つこと以上に、相手が負けることを喜んでいるように見えた。

今回の中国遠征も安全上の理由から、スタジアムへは集団でのバス移動が義務付けられ、スタジアム内では我々を大人数の警備が囲った。警備が我々を守っているからこそ、広州恒大のサポーターは必要以上に敵意を示してくる。警備によって安心感を得ているのは、むしろ相手なのではないか。そんな風に思ったのは、試合後にスタジアム外で交流して広州恒大サポーターがフレンドリーな人ばかりだったからだ。

日本人に敵意を向けるのは、試合開催日のイベント。スタジアムがある種の発散の場として機能しているようにも感じた。広州の町や、TV・新聞などの現地メディアを見ても、サッカーの存在感はさほど高くない。集団心理も働いて我々にペットボトルを投げてみたものの、敵意としてはそこまで強いものではないのかもしれない。

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……と、ここまで推測中心で書いてきた。そうした敵意の真意は一旦置いておいて、天河体育中心体育場は過去に訪れた中国のスタジアムで一番の熱量があったのは紛れもない事実。静観するサポーターの数が少なく、ゴール裏、メインスタンド、バックスタンド、応援するエリアに関係なく、全員が声援を送っていた。アルウィンの雰囲気を下品して、声量を10倍にしたような感じ……とでも書けば、少しはイメージしてもらえるだろうか。

そんな雰囲気だからこそ、Jリーグの試合時以上に高揚したし、勝ちたい気持ちも強くなった。だが、それは叶わなかった。アウェイゴールを獲得しての1点差負けは悪くない。ホームでの逆転に期待したい。

異国での応援は疲労感が充実感に変わる。自分にとっては麻薬だ。やめられない。広州恒大に勝ち、決勝に進み、中東の雰囲気を味わいたい。

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駄文系サポーターブログ管理人。“サポーター目線”がコンセプト。Jリーグやガンバ大阪に関する雑記、ラーメンを中心とした全国のグルメ紹介記事などを執筆。10年間の衛星放送会社勤務を経て、サッカーメディア編集者に転身。筑波大学大学院でスポーツ社会学を研究(修士号取得)。趣味は炭水化物抜きダイエット。好きな食べ物はカレーライスとラーメン。ツイッターID:@7additionaltime