仙台と言えば牛タン。牛タンと言えば仙台。
ユアテックスタジアムに向かう新幹線の中で少し調べると、仙台市を含む宮城県では年間5000トンの牛タン消費量を記録しているのだとか。背景にはある人物の存在があるという。佐野啓四郎。飲食店「太助」の初代店長が名物料理として牛タンを提供したことがすべてのはじまりなのだとか。一店舗のメニューが食文化として現在まで継承されるというのは凄い話だ。仙台の牛タン屋に行くと、どの店も“こだわり”に関する説明量がすごい。モノだけではなく、想いも継承されているからこそ、仙台の牛タンは支持され続けているのかもしれない。
お店紹介
店名:たんや善治郎(仙台駅 駅前本店)
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-8-38 AKビル 3F
営業時間:11:00~23:00(L.O. 22:30)
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仙台牛タンの定番店。駅前という立地に加え、23時まで営業している点も、ナイトゲーム帰りに訪問しやすい。店内のカウンター席からは調理場を見ることができ、調理人の手際の良さに惚れ惚れしていたら料理が提供された。定食メニューに一品メニューを組み合わせる人が多かった印象。「牛タンラーメン」など、変わり種メニューも充実している。
食べるべき一品:「牛タン定食(10切れ)」(2,200円)
不動の人気定番メニュー。牛タンは6切れから12切れまで選択可能。写真は10切れ。厚みがあるので食べ応えは抜群。おかわり自由の麦飯、テールスープ、満腹間違いなし。味の特徴としては、弾力を感じる食感が印象深い。噛むほどに旨味を感じる。同店のこだわりである“粉挽き塩”がいい仕事をしている。牛タンには切り込みが入っており、厚さはあるが、食べやすい(噛み切りやすい)ので、お子様や高齢者も安心。
ここの牛タンはジューシーさが強いので白米もすすむ。「牛タンシチュー」と「とろろ」も組み合わされば、無限白米間違いなし。
まとめ
大阪の「たこ焼き」、福岡の「とんこつラーメン」……ご当地グルメは数あれど、仙台の「牛タン」ほど人気店が乱立するものは他に知らない。全国的に有名な牛タン屋としては「利休」「喜助」があるが、そうした各店舗間の切磋琢磨が牛タンを仙台の文化に昇華させた側面もあるのかもしれない。
ごちそうさまでした。
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