分かりやすい楽しみ方 -川崎フロンターレ戦-




選手交代を告げられた後、控室に走り去った岩下の後ろ姿にドラマがある。控室で1人、壁を殴っていたかもしれないし、涙を流していたかもしれないし、鏡に映った自分に苦笑いを浮かべていたかもしれない。ピッチ上にはあらゆるドラマのヒントが落ちていて、それを想像するのが自分の観戦スタイル。ただ、この楽しみ方は完全にマイノリティ。ドラマには分かりやすさが大切だ。「ガッキー可愛えぇ」。大切なのはそういう事だ。

今年のガンバは実にドラマ性に乏しかった。優勝争い、残留争い、○○監督ラストゲーム、○○選手引退・・・ガンバには何もなかった。「年間勝ち点4位を取れば、天皇杯の結果次第でACLの出場枠が得られるかもしれない」・・・なんというマニアックさ。サッカーを知らない友人には説明できない。蛸壷化一直線。

試合前、フロンターレスタッフの天野春果さんサイン&記念撮影に長蛇の列ができ、ホーム最終戦が満員となる等々力競技場の風景を見ながら、万人から受け入れられるクラブのアピールの仕方とは何なのか考えてしまった。

来シーズンにつながる4位

前半途中、ゴール裏から「おーい!今日のサッカーもつまらないぞー!」の野次が飛んだ。攻撃の形ができないのはいつもの事として、守備もはまらない。地獄。川崎の独特のパス回しに全く付いていけず、無数の決定機を作られ続ける。そして、前半途中で異例のセンターバック(岩下)交代。逆転は全くイメージできなかった。

「0-2は危険なスコア」は長谷川ガンバには関係ない格言だと思っていたので逆転は望外の喜び。得点者も五輪で悔しい想いをした藤春、今年一番成長した井手口、完全移籍が決定したアデミウソンと最終節に相応しい面々。選手達にとって年間勝ち点4位はそれなりのモチベーションだったのかもしれない。

現体制でACLへ出場するリスクは様々な場所で語られているが、今節しかり勝負事はどうなるかなんて予想できない。確かに長谷川ガンバのサイクルは終わっていると思うが、来年も同体制継続が決定している以上、年間勝ち点4位獲得は来年につなげられる良いシーズンの終わり方。補強頼むよ。と




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一日中サッカーのことばかり考えているダメサラリーマン。東京在住の30代男性。衛星放送の会社に勤務しつつ、大学院でスポーツを勉強中。アウェイ遠征時は御朱印をもらってからスタジアムへ。炭水化物抜きダイエットを実施中。好きな食べ物はカレーライス。